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犬の耳掃除は必要?正しいやり方や注意点を解説

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犬の耳は耳垢が溜まりやすい構造をしているため、定期的な耳掃除が大切です。定期的に行わなけ感染症を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

 

しかし、耳掃除は正しいやり方をしなければ、逆に耳の内側を傷つけたり、犬に不快な思いをさせたりしてしまうかもしれません。本記事では、犬の耳掃除の重要性や正しいやり方などを詳しく解説します。

犬の耳掃除の重要性

犬の耳の写真

犬の耳はL字型に曲がっており、耳垢がたまりやすい構造をしています。そのため、雑菌が繁殖しやすく、耳掃除を怠ると外耳炎などの感染症を引き起こしてしまうかもしれません。

 

また、耳掃除は健康チェックにも役立ちます。健康な耳垢は白色や薄茶色で、サラッとしているか、やや湿っている程度です。耳垢が少ない場合、耳の内部は薄いピンク色をしているのが特徴です。

 

しかし、耳に異常がある場合は臭いが強くなり、黒色や黄色のドロッとした耳垢が出たりします。場合によっては耳が赤く腫れることも。

 

耳の異常があると、犬は頻繁に耳をかいたり、頭を振ったりする行動をとるので、注意深くこまめに様子を見ておきましょう。

耳掃除の頻度

犬の耳掃除は月に1回程度が目安ですが、汚れがなければ無理に掃除する必要はありません。犬の耳には自浄作用があり、過度な掃除は耳を傷つける恐れがあるため注意が必要です。

 

万が一耳の汚れがひどい場合は、獣医師に相談することをおすすめします。

耳掃除のやり方3ステップ

耳掃除は正しい方法で行うことが大切です。犬の耳は人間の耳と構造が異なるため、人間用の耳かきは使用しないようにしましょう。

用意するもの

  • イヤーローション(犬用耳洗浄液)
  • コットン

ステップ1.
耳の状態を確認する

犬の耳の状態を確認する

まず、犬の耳の状態を確認しましょう。炎症や傷、異臭がないか、耳垢の色や状態に異常がないかをチェックしてください。

 

もし、異常が見られる場合は自分で耳掃除をせず、動物病院に連れていきましょう。

ステップ2.
イヤーローションを注入してマッサージする

イヤーローションを耳に垂らし、耳の付け根を軽くマッサージします。これで汚れがふやければ完了です。

 

液を垂らすときは、耳介を優しく引っ張ると外耳道が真っすぐになり、液が入りやすくなります。イヤーローションを嫌がる場合は、ローションを染み込ませたコットンを使うとよいでしょう。

 

ただし、アレルギーや皮膚がデリケートな犬は、獣医師に相談してから購入してください。

ステップ3.
拭き取る

マッサージが終わると、犬が頭を振って汚れを出そうとするので、出てきた液体を優しく拭き取ります。耳に息を吹きかけると頭を振りやすくなるので、ぜひお試しください。

 

犬の耳の皮膚はデリケートなので、ゴシゴシ拭くのはNGです。また、水分が残ると炎症の原因になるため、しっかり乾かすことも重要なポイント!

 

特に垂れ耳の犬は注意が必要です。もし自宅での耳掃除に不安がある場合は、動物病院で教えてもらうとよいでしょう。

耳掃除を嫌がるときの対処法

耳掃除は犬の健康にとって大切なことですが、嫌がることもあります。その場合は無理せず、他の日に再挑戦しましょう。ここでは、犬が耳掃除を嫌がる際の対処法をご紹介します。

耳を触られることに慣れさせる

普段のスキンシップで耳を触る機会を増やし、耳に触られることに慣れさせましょう。普段から耳に触る機会を増やすことで、耳掃除の際も犬に余計なストレスを与えずに済みます。

おやつやおもちゃを使う

犬のおもちゃ

犬が夢中になれるおやつやおもちゃを使って、耳掃除を行ってみてください。耳掃除後にごほうびを与えることで、ポジティブなイメージを持たせられます。

イヤークリーナーを温める

イヤークリーナーを体温程度に温めてから使用すると、犬が嫌がりにくくなるのでおすすめです。

プロに任せる

何をしても耳掃除を嫌がる場合は、トリミングサロンや動物病院のプロに任せるのも一つの手です。無理に行うとケガや信頼関係の崩れにつながる恐れがあります。

 

また、外耳炎などのトラブルがある場合も触られるのを嫌がる傾向があるため、無理をせず早めに獣医師に相談しましょう。

犬の耳掃除をする際の注意点

最後に犬の耳掃除をする際の注意点をまとめておきます。

綿棒は使わない

耳掃除にめん棒は使わない

犬の耳掃除を行う際は、綿棒の使用を避けてください。綿棒は耳の奥に耳垢を押し込んでしまう危険性があるため、耳の内部を傷つける可能性が高いです。

 

耳洗浄液を使用すれば、耳垢を浮かせて自然に排出できるため、安全に耳をきれいに保てますよ。

強くこすらない

犬の耳の内側は非常にデリケートで傷つきやすいため、強くこするのは禁物です。強くこすると、耳の内側に細かい傷ができ、そこから細菌が侵入して感染症を引き起こすことがあります。

 

耳掃除中に痛みを感じると、犬は耳掃除に対して恐怖や嫌悪感を覚えるようになり、次回から耳掃除を嫌がってしまうかもしれません。耳垢を取り除く際は、柔らかいコットンやガーゼを使い、優しく拭き取るように心掛けましょう。

皮膚の弱い犬にはアルコールフリーの洗浄液を使用する

アレルギー体質や皮膚が敏感な犬には、アルコールフリーの耳洗浄液を使用しましょう。アルコール入りの洗浄液は、犬の皮膚を刺激し、乾燥や炎症を引き起こす可能性があります。

 

初めて使用する洗浄液は、コットンに少量染み込ませて耳の内側を優しく拭き取り、赤みやかゆみなどの異常がないか確認してから使い始めましょう。

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また、中には怖がりな犬もいるでしょう。あいドックシャンプーでは車の中でケアを行うため、他の犬と接することもなく、いつでも飼い主さんが近くにいるため、安心してケアを受けられるように心がけています。

 

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